今年のGWはあまり遠出もせずに近場で過ごす人も多いと思う。
そうした中でネット環境のあるご家庭の子の将棋はオンラインを使用して将棋のトレーニングを積んできている。(もちろん棋書を紐解くのを否定するわけではない)
こどもたちにとってはこれが本当に有効な練習方法である。強くなっているこどもたちは必ずと言ってよいほどコツコツと毎日のように指している。私が推奨するのは将棋倶楽部24で今も昔も変わらない。なるべく短時間の対局時間にしないほうが良いだろう。短時間とどうしても雑な将棋になりがちで勢いだけで指してしまうからだ。
もちろんネット将棋をやればよいというものではなく、その1局で感動する手が指せたかどうかだ。感動すればしばらくは記憶に残るし、それを書き留めておき、常にイメトレに使うことでよりハイグレードな手を生むだろう。
また、勝敗による点数や昇級も大事だが、そんなことより対局後、なぜ?どこが悪かったのか?振り返りをきちんとできているかどうか、ここらへんがキモだと思う。
あと,一人で行う代表的な勉強法に詰将棋がある。詰将棋は簡単なものでよい。長手数にこだわることはない。わかりきった詰み筋の単純作品を繰り返し解くのが良い。身体で覚える、この形ではこういう詰め筋・・・一目で頭に描けるようになれば良い。
それを一定の時間(例えば10分)でどれくらい解けるのか?10回、20回と馬鹿の一つ覚えでよいので繰り返すことだと考える。
将棋クエストに「ひとりで勉強」というのがあり、ここで「詰めチャレ」がある。正直、これには私もはまっている。
30秒で盤面全体を把握して詰み筋を発見していくもの。一手詰など簡単な問題もあるが連続してやっていくとたまに難解なものもあり30秒はあっという間で考え込んでしまうと敗北となる。
下の級のうちはよいのだが、昇級していくと正解しても点数がほとんど増えず、不正解や時間切れになるとガッポリ点数が削られるため一定以上になるとなかなか昇級できないシステムであり上に上がれば上がるほど昇級が難しくなる。20級からスタートして有段者になるには相当勉強になるかと思います。
スマホを持っている方で終盤の勉強、いや訓練をしたいと思う人はぜひチャレンジしてみてください。